2009年02月22日

Blenderをソースコードからビルド

GraphicAll.orgで色々なカスタムビルドのBlenderをダウンロードしていると、なんとなく自分でもソースコードからコンパイルしてみたくなったりするかもしれません。

●Windowsでのビルド
WindowsであればBlender.jpのフォーラムにAnonymousさんの詳しい解説がありますので、そちらを参考にするのが間違いないと思います。
CMake + Visual C++ 2008 Express EditionによるBlender SVNのRelease版ビルド方法

私もWindowsでは、こちらを参考にしてビルド環境を作っています。
ただし、CMakeを使うこの方法だとBlender2.5のようなファイ構成の変化が激しいものでは、かなり頻繁にビルド不可能になってプロジェクトファイルを作り直さなければならなくなります。

●Linuxでのビルド
私は64bit環境としてLinuxをメインにしたいと考えていますので、Ubuntuで64bit版のビルドの環境も整備してみました。

英語になりますが、Blender.orgのドキュメントにBlenderのBuildについての詳しい説明があります。BlenderDev/BuildingBlender
私はLinuxでのビルドはこちらを参考にして行っています。

このページを見ていただくとわかりやすいのですが、Blenderは現在「Gnu Make」「Scons」「CMake」の3種類の方法でのビルドをサポートしています。Building Blender for Linuxには、Sconsを使用した方法でのビルドの仕方が詳しく書かれています。

実際に使ってみると、LinuxでSconsを使ったビルドでは一度環境を整備してしまえば、
$ cd ~/blender-svn/blender
$ svn update
$ python scons/scons.py
という3行分の入力だけで最新のBlenderを構築できるようになって、とても便利です。

ちなみに3番めのコマンドは、現在のUbuntuに標準で用意されているSconsのパッケージのバージョンが少し古いため、Blenderのソースファイルの中に入っているSconsを使っているという状況です。

もし、自力で最新版のSconsをインストールしておけば、
$ scons
だけになります。デュアルコアなどのマルチCPUを使っているのであれば、後ろに「-j2」というようにオプションを付けるとコンパイル時間を短縮できます。
posted by mato at 02:58| Comment(2) | Blender | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月20日

Blender2.5

開発中のBlender2.5ですが、現在「.blend」 ファイルを開けるようになっています。

pic090220_01.jpg pic090220_02.jpg
少し前から「F1」キーで「.blend」ファイルを開けるようになっていましたが、今日見てみたらファイルを開くメニューが付いていました。

現時点では、まだ、いろいろと未搭載の機能があるのでファイルを読み込んだとたんに落ちてしまうということもありますが、リグを設定してアニメーションを付けてあるファイルを読み込んでレンダリングすることができました。

pic090220_03.jpg pic090220_04.jpg


Blender2.5については、mfoxdoggさんが現在搭載されている新しい機能をツアービデオで紹介してくれています。
http://blenderlabrat.blogspot.com/
ビデオのフォーマットが「.ogg」なのでWindowsのメディアプレーヤーなどではそのままでは見ることができないと思いますが、2/13日に公開された第4弾はvimeoでも見ることができます。

実際に最新のBlender2.5を試してみたい方は、先日も紹介したGraphicAll.orgで自動更新されているものをダウンロードするのが簡単です。
画面右の「Daily Automated builds!」のところにある「Lin 32 Lite 2.50」「Win 32 Lite 2.50」などをダウンロードしてみてください。

pythonなどの機能が省かれていますが、毎日30分おきに更新されているらしいです。(BlenderArtist.orgのフォーラムのこのあたりを参照)

※先ほど確認のためにもう一度最新版で試してみたら、同じ.blendファイルをレンダリングできなくなっていました。ダウンロードするタイミングによっては、動作が不安定になったりすることもあるようです。
posted by mato at 01:43| Comment(0) | Blender | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月18日

Blender Benchmark

Blenderのレンダリング速度でベンチマークテストを行うことができます。

こちらのBlender Render Benchmarkのサイトで「->Download Blender click here」とかいてあるリンクから、「test.blend」というファイルをダウンロードしてBlenderでレンダリングします。

pic090218_01.jpg pic090218_03.jpg

レンダリングウィンドウの上に「Time:02:23:17」というようにレンダリング時間が表示されますので、この時間をBlender Render Benchmarkのサイトの表と見比べることで他のCPUとどのくらい差があるかを調べることができます。

今回は、このファイルを同じコンピュータ上でOSが変わった場合にどうなるかを調べるのに使ってみました。

私の使っているコンピュータはCore2Quad Q6600というCPUで、先ほどの数字はUbuntu8.10 amd64でのレンダリング時間です。
これとWindowsVista 32bit、Windows7 64bitと比べてみます。

Ubuntu 8.10 64bit 02:23:17
Windows Vista 32bit 03:08:56
Windows7 beta 64bit 02:24:63

レンダリングの度に毎回、数秒程度違った数字になります。正確に調べるのであれば、OSのインストールされているハードディスクの性能とかも影響してくると思いますが、そこまで厳密なものではありません。この数字は、あくまで目安程度と思ってください。
64bit版のUbuntuとWindows7はどちらもほぼ同じ程度になりましたが、Vista 32bitと比べて、かなりスピードアップしている感じです。

このテストはBlender.orgのダウンロードページから落とした正規版を使っています。

GraphicAll.org
というサイトには、いろいろなカスタムビルドのBlenderが登録されています。その中には、コンパイル設定でCPUの持つSSEなどの拡張機能をフル活用できるようにしたものがたくさんあり、それを使うことでもレンダリングスピードはかなり向上させることができます。

Linux 64bit版であれば、
ZebulonさんのBlender 2.48 SVN 18671 x86_64 SSE3 02:10:25
dnaさんのBlender-2.48+svn18971+ssgi, IBL, shaded AO x86_64 Intel Compiler 01:56:86
というような感じです。

インテルコンパイラを使ったものはあまり数が多くないですが、探してみるとかなり高速化されているものが見つかるかもしれません。
例えば、ちょっと古くてBlender 2.47になってしまいますが、Windows 32bit版でもこんなに速いものがあります。
duloさんのBlender SVN 2.47.1 SVN16536 32Bit Win with OpenMP build on Intel C.10.1 SSE 3/4.1 BIG FLUID LAA 01:55:95
こちらは私が試して動いた中では一番速いレンダリングスピードがでました。

これほどでなくてもCore2シリーズなどのCPUを使っているのであれば、SSE3などに最適化されているものを使うことでWindows 32bit版であっても64bit版OSを使ったのとそれほど変わらないスピードが出るようになるようです。
ZebulonさんのBlender-2.48a -gcc- 4 builds 02:03:63

レンダリングスピードだけであれば64bitとか32bitとかは、あまり気にする必要はないかもしれません。
posted by mato at 03:22| Comment(0) | Blender | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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