2009年02月24日

.blenderフォルダ

BlenderのPythonスクリプトは、普通Blender実行ファイルと同じ場所にある「.blender」フォルダの中の「scripts」フォルダに入っています。

Blender.orgのダウンロードサイトからWindowsの「Zip」ファイルをダウンロードしたり、Linuxのファイルをダウンロードした場合はそうなっていますが、PC環境によっては実行ファイルと同じ場所以外に「.blender」フォルダ置かれることがあります。

● Windowsの場合
Windowsでインストーラを使用してBlenderをインストールする場合、インストールの途中で次のような画面が表示されると思います。
pic090224_01.jpg
この画面で一番上を選択するとBlenderの実行ファイルがインストールされる場所ではなく、「C:\Users\mato\AppData\Roaming\Blender Foundation\Blender」というような場所に「.blender」フォルダが置かれることになります。このため、一台のWindowsマシンを複数のユーザーで使用している場合は、それぞれのユーザー別に「.blender」フォルダを用意することができます。

2番目を選択すると、Blenderの実行ファイルと同じ場所「C:\Program Files\Blender Foundation\Blender」になります。

3番めは環境変数で「HOME」を設定している場合となりますが、Windowsでインストールする場合はこれを選択することはあまりないと思います。

●Linuxの場合
Blender.orgのダウンロードサイトには、WindowsのようなインストーラタイプのものはLinuxには用意されていません。
しかし、Ubuntuなどのディストリビューションがそれぞれに用意しているパッケージツールを使用してBlenderをインストールすると、Windowsのときと同様に「.blender」フォルダがBlenderの実行ファイルとは違う場所(ホームフォルダ「/home/mato」など)に置かれることになります。
pic090224_02.jpg

Windowsを使用していると、頭に「.」(ピリオド)がついたフォルダ名というのはとくに馴染みがないと思いますが、Linuxの各ユーザー用フォルダ(/home/username)にはBlender以外にもFireFoxやGimp、その他さまざまなアプリケーション名のついた同様のフォルダがあり、それぞれに各ユーザー用の設定ファイルが保存されています。

このようにファイル名、フォルダ名の頭に「.」(ピリオド)がついたものは隠しファイルと呼ばれていて、通常はファイルブラウザなどでは表示されないようになっています。ファイルブラウザから「.blender」フォルダの中のPythonスクリプトを確認したい場合には、「表示」メニューで「隠しファイルを表示する」にチェックをする、というような操作が必要です。(この部分は各ディストリビューションやGNOME、KDEなどのデスクトップ環境によって違ってくると思いますが、たぶん似たような操作になっていると思います。)
pic090224_03.jpg pic090224_04.jpg

●LinuxでのBlender使用時の注意事項
Linuxでインストーラを使用してホームフォルダ(/home/username)に「.blender」フォルダを置いてある場合、それとは別のバージョンのBlenderをTARアーカイブなどから展開したり、SVNからダウンロードしたソースからコンパイルした実行ファイルを使用していても、ホームフォルダの「.blender」フォルダが優先されるようです。

Ubuntuなどのディストリビューションが用意しているパッケージは、そのバージョンのOSが公開されたときのBlenderがそのまま置かれていることが多いので、多くの場合は何らかの方法で最新バージョンのBlenderを用意して使用することになると思います。
このとき、実行ファイルと同じ場所に最新のバージョンのPythonスクリプトが入った「.blender」フォルダが存在していても、ホームフォルダに古いバージョンのPythonスクリプトの入った「.blender」フォルダがあると、そちらを参照してしまうため、新しいバージョンで追加されたはずのPythonスクリプトが見つからないというような問題が起こる可能性があります。

Windowsでも環境変数で「HOME」を設定してある場合には同じようなことが起こるかもしれませんが、インストール時にユーザーフォルダの方に「.blender」フォルダを置くように指定しただけでは、このようにはなりません。Blenderの実行ファイルがあるのと同じ場所にある「.blender」フォルダが参照されます。

先日、私がVimeoの方に置いているPythonスクリプトが Ubuntuの方では上手く動かなくて原因を調べるのに非常に苦労しましたが、ホームフォルダに古いバージョンの「.blender」フォルダが置いてあったことが原因でした。
ちなみに、SVNの最新のバージョンであれば、blenderに付属のanimation_bake_constraints.pyを使用した際にBlenderが強制終了する問題が修正されているようですので、このスクリプトを使用する必要はなくなっていると思います。ただ、Blender.orgの公式のダウンロードの方に修正が反映されるまでは、とりあえずこのまま公開しておこうと思います。
posted by mato at 01:36| Comment(3) | Blender | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようごさいます(via Tibraさんとこ)
インストールディレクトリのところ、やっぱり説明難しいですよね。
>この画面で一番上を選択すると
%appdata%\Blender Foundation\Blender
にインストールされます。
なんて説明しても???だし、
blender -d -w
でログ見ろ、でも難しいって言われます。
どうしましょ。
Posted by まんだ at 2009年02月24日 04:22
こんばんは。
返事が遅すぎて、すみません。しばらくぶりにブログを書き始めたので、コメントをいただいていることに気づきませんでした。申し訳ございません。

つい最近まで、私はLinuxでBlenderを使うのは、Windowsで作ったblendファイルの動作確認のときくらいだけでしたので、「Home」ディレクトリの「.blend」フォルダの振る舞いに、全く気づきませんでした。

> blender -d -w
こんな機能もあるんですね。全然知りませんでした。そもそも、Blenderを起動するときに、コンソール画面からオプションを付けて起動したことも、今まで一度も試したことがなかった気がします。

しばらくLinuxでBlenderを使い続けてみると、BlenderはもともとLinux上で作られたソフトなんだなと、色々なところで改めて感じさせられます。
Gnome、KDEというデスクトップ環境が普通の時代では、LinuxもWindowsの延長として使いたくなるところですが、もう少しLinuxの基本的なところから勉強してみたいと思っています。

よろしくお願いします。
Posted by mato at 2009年03月04日 00:33
ちょっと気になったので修正です。

> BlenderはもともとLinux上で作られた...
LinuxではなくてUnixと書かないといけなかったですね。でも、今Wikipedia(英語)を見たら、どうやらUnixではなくてAmiga用に書かれたレイトレースソフトがもとになっているようです。
Posted by mato at 2009年03月04日 11:27
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